フィルタールールを適用すると、アンケート結果を細分化し、特定のデータにフォーカスすることができます。たとえば、質問と回答でフィルタリングして、ある質問に決まった回答をした人を表示できます。もしくは、回答状況でフィルタリングして、完了済み回答のみを表示することもできます。
アンケートを作成する時点で、結果のフィルタリング方法を考えて作成するようにしましょう。回答者をグループ分けして表示するには、そのグループ分けができる質問をアンケートに入れるようにしましょう。
たとえば、従業員に所属部門を尋ねる質問を入れておけば、質問と回答によるフィルターを使って人事部の結果だけを見ることもできます。人事部の中の回答完了済みのデータだけを見る場合は、回答状況を基準にさらにフィルタリングをかけることもできます。
フィルタールールを作成するには
フィルターのタイプ | 説明 |
質問と回答 | 特定の回答をした回答者だけが抽出されます。 選択回答形式の質問の場合は、フィルタリングの基準となる回答の選択肢を選択します。 自由回答形式の質問の場合は、フィルタリングの基準となるフレーズをコンマで区切って入力します。 |
コレクター | 複数のコレクターを使用している場合は、特定のコレクター経由で収集した回答だけが抽出されます。 |
回答状況 | 特定の回答状況(完了、一部回答済み、対象外、定員数の超過)のみを表示します。 |
日付 | 特定の期間に送信された回答だけが抽出されます。 |
回答者のメタデータ | 回答時間、IPアドレス、メールアドレス、氏名、カスタムデータなど、回答者メタデータを基準に回答をフィルタリングします。 |
カスタム変数 | アンケートで[カスタム変数]を使用した場合、共通の変数または固有の名前で並べ替えます。 |
A/Bテスト | アンケートでA/B テストを使用している場合は、特定の条件を表示された回答者の回答だけが抽出されます。 |
タグ | 自由形式回答の質問を使用するアンケートでは、作成したタグですべての回答をフィルタリングできます。 |
言語 | 多言語アンケートの場合、言語でフィルタリングします。 |
感情 | 自由形式のテキスト回答の感情(肯定的、中立、否定的)でフィルタリングします。 |
範囲 | クイズ作成時にスコアを表示し、スコア範囲をカスタマイズする場合は、このフィルターを使って範囲で回答を並べ替えることができます。 |
回答の質 | 回答数が50件以上の場合は、[回答の質]が低いものをフィルタリングできます。フラグが立てられた回答をレビューして保持するか、削除して質の高い回答の選択肢に焦点を当てることができます。 |
1つのフィルタールールはORロジックを使用します。つまり、フィルターの基準を1つ以上満たす回答が表示されます。たとえば、質問と回答を基準にフィルタリングを行うときに、AとB両方の回答の選択肢を選択すると、回答の選択肢Aまたは回答の選択肢Bのいずれかを選択した回答者が抽出されます。
1つのオプションを除いたすべてのオプションを表示したい場合、フィルター内ですべてのオプション(除外するオプションは除く)を選択して、NOTルールを作成できます。
同時に複数のフィルターを適用し、アンケートデータを更に細分化することができます。
複数のフィルターを同時に適用する場合は、ANDロジックを使って組み合わせます。つまり、すべてのフィルタールールを満たす結果のみが表示されます。たとえば、質問と回答によるフィルタールールを適用したうえで、回答オプションBを選択し、「人事」とタグ付けされた回答に2番目のフィルタールールも適用するとします。すると、回答オプションBを選択し、なおかつ「人事」とタグ付けされた回答のみが表示されます。
有料機能:組み合わせフィルターは、一部の有料プランのお客様のみにご利用いただけます。
いくつかのフィルターを作成したら、2つ以上のフィルターをAND、OR、NOTロジックと組み合わせて、より高度なフィルタリングを行えます。
組み合わせフィルターを作成するには、次の手順で操作します。
ツールバーから[ルール]を選択し、フィルタールールの横にある[3ドット]メニューをクリックして、フィルタールールの適用解除、編集、名前の変更、コピー、削除を行えます。
フィルターの横にある緑色のチェックマーク✅は、ルールがアクティブであることを示します。フィルターの名前をクリックすると、ルールのオンとオフを切り替えることができます。
フィルターを適用して結果をエクスポートしたり、アンケート結果を他の人と共有したりすることができます。